あの日の空色





護り石の輝きは。
あの日の空の色。


あれはまだ、お前の胸に?





涙が出ると、どうしてお前を思い出すのだろう。
腫れぼったい目を擦り、痺れた思考で頭をめぐらす。




あんなに声を上げて、臆面もなく。
ただただひたすら哀しくて泣いてたお前。
男が、いや女でも。
あれほど激しく嘆く姿を見るのは初めてで。
私は、ひたすら、悔しかった。




望まないのに力を振るい。
友と友とが憎み合う戦争が、悔しくて堪らなかった。






『守ってもらえ』




護り石の輝きは。
あの日に窓から差し込んでいた空の色。
燃えるように赤い。
輝くように赤い。
夕焼けの色。


あれはまだ、お前の胸に?






『君は、俺が守るから』





返された言葉が身体の中をぐるぐる回る。
与えてくれた温もりは心地好くて、空虚な世界に指が冷える。






私の守りを持ちながら、お前は私を守ってくれる。
たとえ、ここにいなくても。
たとえ、道を違えても。




お前の言葉が私を守ってくれるから。




私の祈りもお前を守る。
たとえ、そこにいなくとも。
たとえ、道を違えても。








護り石の輝きは。
あの日の空色。



あれはまだ、お前の胸に?











2008.3.8 後書き改訂
ちょっと流石にアスカガに大ハマりしていた頃の後書きは、自分で自分が気持ち悪いので改訂(笑)
SEEDで一番好きなカップリングを頑張って挙げれば?と言われれば、今はきっと、レイルナとアスカガと答えると思いますが、これを書いた頃みたいな気持ちでアスカガに熱は上げられないなー、と思います(笑)
でも、自画自賛ですが、書きたかった内容自体は、今も同じ気持ちです。
その辺はちゃんとわかっていたようだ、自分(笑)


お題配布元
「Color title <red>」